住宅雑誌と住宅展示場の落とし穴
本日は住宅情報誌と住宅展示場についてです。
今は様々な住宅雑誌がありますが、住宅を購入するのに
あまり住宅雑誌ばかりを鵜呑みにしてしまうのは危険です。
明るくて広々としたリビングのソファーに、 家族が笑顔で並んでいる写真。
もちろん、掲載された施主様への心遣いから値段は書いていない・・・
しかし、どの紹介例ももっともらしいことが書いてあります。
素晴らしい写真たちに購入意欲をかきたてられますよね。
そして、「住まいづくりガイド」や「住まいづくりの豆知識」 などの
記事があります。
でも、デメリットなどが書かれているページはあまりありません。
それはなぜか・・・
住宅雑誌は大手メーカーの広告などを載せているので、
あまり悪い事は書いてない場合があります。
大手メーカーが悪いわけではなく、 家を検討する場合は
メリットもデメリットきちんと知る事が大切です。
では、いざ家を建てよう!と思ったら、
住宅展示場へ行ってみよう!と思い立ちますよね。
でも展示場では落とし穴がたくさんあるんです。
- 広すぎて現実離れしてる。
- 豪華な仕様になってる。
- 家具や調度品で飾られてる。
- 本体価格に含まれない照明器具やカーテンで飾られてる。
- いいことしか説明してくれない事も。
- ひっきりなしに営業が来る。
何の予備知識もなく、総合住宅展示場のモデルハウスにいくと、
ほとんどの人が魔法にかけられてしまいます。
まず、豪華な外観で夢心地にさせられて、
立派な玄関ドアを開けると、
旅館かと思うほど広い玄関とホールに驚く。
それは、驚くように創っているからなんです。
次に、最高級のシステムキッチン、広いお風呂にジェットバス、
重厚な無垢の床、ペアーガラスの大きなサッシ、
いかにも高そうな厚手のカーテン、とオプションのオンパレード。
何が標準品か、なかなか分かりづらいですよね。
モデルハウスは夢の国の様な作りなんです。
建物本体以外がすごいんです。
無垢で作られた下駄箱やオシャレな家具。
大きなソファーやベッドなど
ヨーロッパの食器、映画に出てくるような調度品の数々。
これらは全部、自分で買うものなんです。
なかなか、みんながみんな買える代物ではありませよね。
また、照明器具も高級ブランド品です。
これも建築費には含まれてないので、自分で買わなければいけません。
そして何より一番現実離れしているのがその広さ。
70坪、80坪はあたりまえ、なかには100坪以上の建物もあったりします。
さらに坪単価ですが、現実に建てられる家は60万円~70万円なのに、
展示場の家は、坪100万円以上はかかってくる事もあるんです。
でもこれ、実は魔法にかからない方法があるんです。
それは
「この展示場と同じ物ならいくらですか」と聞くことです。
その答えを聞けば、魔法は解けます。